2018年09月25日

フェアトレード、卒業って!?!

こんにちは、フェアコミフェス実行委員会のイマイナホコです。

今日は雨の1日になりそうですね。

フェアコミフェスは今年で5回目、年に1回のイベントなので

私たちの活動も5年目と言うことになります。

できればずっと続けていきたいと実行委員会で

よく話題になります。

でも、ことフェアトレードに関しては、

私は、いずれは、なくなっていくのがよいと思っています。

少し前にフェアトレードの10のルールについてご紹介しましたが、

このルールの中で書かれていることは、実はとっても当たり前、

普通のことなんです。

だから、「フェアトレード商品を応援しよう!」なんて言わなくても

それが当たり前に実行される社会が来ることが本当の

フェアな、公平な社会の実現だと思うのです・・・





ルワンダのコパックと言うコーヒーがあります。

コパックは2000年に100人弱のコーヒー農家さんが集まって

フェアトレードコーヒーとして流通し始めました。

当時、「どうせ、フェアトレードなんて言っても、

何にも変わらないんだ・・・」と否定的な考えを持つ

農家さんが多かったそうですが、

なんと2015年には8000名以上の農家がコパックのメンバーとして

フェアトレードコーヒー作りに参加をしていました。

私のお店でも開店当時から扱っているとても素晴らしいコーヒーです。





そして、2015年の生産者グループでの総会で

『フェアトレードコーヒーとしていろんなサポートを受けながら成長してきたけど

そろそろ自分たちの力だけで運営をしていこう』と決め、

生産者が株主となり、株式会社へと移行しました。

そうです、フェアトレードを卒業したんです!!

祝、フェアトレード卒業

15年の間には、生産して出荷したコーヒーにポテト病が発生して

アメリカのフェアトレードサポート団体から原因追及のための支援を受けたり

また、優れたコーヒに与えられる”Cup of Excellence”を受賞したり

と、いろんなことがありましたが、すべての経験を糧に

今は、自立して、そしてフェアトレードの10のルールを実行しながら

株式会社として生産活動を継続しています。




小さな生産者がフェアトレードの仕組みを通じ力をつけて、

世界のマーケットの中で、当たり前に活躍できる日が来るといいな~と

私はコーヒーを焙煎しながら、生産者とSkypeでビデオ会話しながら

日々思っています。


  


Posted by フェアコミフェス  at 12:11Comments(0)